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2015年4月28日火曜日

2015.4.28 Tue

京成3500形 2ヶ月ぶりに京急線へ

 今年の2月初旬3000形8両編成の増備により3500形の4+4両を解かれてしまい、定期的に8両編成で運転することが無くなってしまってから早2ヶ月。その間に都営線に入線したことはあったものの、京急線に入線する運用は約2ヶ月ぶり。さらに4+2+2両の変則組成だったので撮りに行きました。

京浜急行電鉄 空港線 天空橋~穴守稲荷にて
 ▼1651K エアポート急行 泉岳寺行 3500形 3529-30+3517-18+3504
  成田方の先頭車を3両も含む当編成。これまでの3500形は4両2編成を使い8両編成を実現していた。通常であれば2+4+2両の組成で、4両2編成の内1編成を2両ずつに分割していた。

 具体的に言えば、4両のAと4両のBを分割した2両のbで走る6両編成があり、これに車両基地でお休みしている2両のbをつないで8両編成を組んでいた。2両単独では片側にしか運転台がなく運転ができないため、必然的に車庫で休んでいることになる。記号で書くと、b+A+b。運転台の向きを"<>"で示すなら、
←上野        成田→
     <A>+b>
の6両編成に、車庫にいる"<b"を6両編成の上野寄りつなげ、
     <b+<A>+b>
の8両編成を組んでいた。

 しかし、今回はヘンテコ組成の状況から、他形式の8両編成が検査等で不足し、3500形で8両編成を作らなければならなくなったのだろう。それならば上述のように2+4+2両で組めばよいのだが、<A>+b>につなげる2両の<bが同じ車両基地内にいなく、他の車両基地で他の4両と連結して6両編成を組んでいたのだろう。そのため、上野寄りにつなげる2両が無かったために、新たに4両のCを2両ずつに分割し、<c と c>を作り、成田寄りの2両であるc>をつなげることに。よって、
     <A>+b>+c>
というA、B、Cの3本を巻き込んだ8両編成ができあがったのである。

 このため、ムダに4両のCをバラしてしまったワケで、2両の<cだけ車庫に残されてもどうしようもなく、4両編成の運用が1編成分だけ不足してしまう。そのため、明朝までに3500形以外の8両編成が用意できなければ、その日の夜までに
     <A>+b>+c>
と、他の車両基地にいた
     <b+<D>
の2編成が同じ車両基地に集められ、予定だった<b+<A>+b>の8両を組むだろう。これに伴い、不足する6両編成については<D>+c>で補うことができる。こういった事象は過去に何度か起きているが、やはり3編成を巻き込む4+2+2の組成は当日中に修正されている。

 ちなみに、MT比は4+2+2の場合でもうまい具合に京成標準の6M2Tとなり、加減速度やコンプレッサーの数、車両定員...等々、走行には全く支障が無い。2両&2両に分割する時点で走行機器類は同じ数だけ分割されるからである。といったように車両運用の柔軟性の高さはアナログ機器であるからこそ実現するもの。恐るべし!

bicycle tetsuMan

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