駿河の国へ
~新幹線は使いません~
在来線も使いません。自転車でもありません・・・
車です。
(ブログの主旨にならないって!? まぁ・・・ね。車も好きですから。)
GWに星空を見に行こうと前々から“軽~~く”考えておりましたが、いざ行こうと決めたのは前日。またもや前日のパターンです。
星空を見に行くには、東名高速の御殿場インターで下りる必要があります。しかしここで下りてしまうと、せっかく完成したばかりの「新東名高速」を走れなくなってしまいます。
というワケで・・・ 新東名を使って行ける、御殿場からさほど遠くない場所! で思いついたのは、あそこでした。先月にも行ったところです。
・・・と、その場所の前に、新東名の様子から。
下りるのは、東名高速の富士インター。東京インターから乗り富士インターまでを、新東名を使って迂回し、東名高速の“上りの”富士インターから出るというもの。下手な図(?)で書くと、
本当に分かりにくい・・・汗
ちなみに、東京から入って川崎の料金所を過ぎてから富士で下りるまで、料金所はありません。ですから、東名で「東京→富士」とダイレクトに行っても、新東名経由の「東京→新清水→清水→富士」と行っても、料金は変わらないということです。(しかし、新東名の暫定終点地・三ヶ日まで行くと、途中に料金所があるらしく、料金は高くついてしまうそうです。)
東名で100km/hで走ってから、新東名で100km/hで走ると、乗り心地は大分変わりました。新東名では、「サーーーーッ」っと走るのです。まるで新幹線かのように。東名で高架部分を走ると、高架の継ぎ目で「ガタンッ ガタンッ」っと音がして、車が急に持ち上がる走り方をします。ところが、新東名ではそのようなことはないのです。
また、東名では100km/hで走ると遠心力がキツいカーブがありましたが、新東名ではそのようなカーブ自体がありません。他にも、トンネル内の照明は「白色」で、ナトリウムランプ(オレンジ色の照明)を使用しておらず、照明の向きは前を向いており、しっかりと前の車を照らしてくれました。また、トンネル=薄暗いというイメージもありませんでした。
これなら、新東名の最高速度を140km/hにしても・・・ やはり事故が増えてしまうんですかね。
つ・ま・り、「新東名が走りやすい。」ということです(あくまで個人の意見)。
しかし、欠点が・・・
道路が単調かつ、トンネルが多く、景色もあまり良いものは期待できません。
新東名高速は、東名高速よりも北側(つまり山側)にあるため、御殿場から新清水の間だと、周りは山林か茶畑で、他はトンネルばかりでした。眠いときは要注意かもしれません。
新東名を走り、「駿河湾沼津サービスエリア」で休憩。ここはサービスエリアという雰囲気はなく、ショッピングセンターにいるような心地でした。“高速のトイレは汚い”というイメージがある方、ここで払拭しましょう(笑) と言えるくらい、驚きのものです。
サービスエリアを出て、新清水ジャンクションへ。ここから「新東名高速清水連絡路」に入り、東名高速の清水ジャンクションへ。この道路も新東名高速の開通時にできたもので、走りは最高でした。清水ジャンクションからは、東名高速の上り線に入り、由比、蒲原と、東海道本線と並走。このあたりは、高波で東名が通行止めになる有名なところです。20分弱で富士インターにつき、下の道路をしばらく走り、さきほどの“あそこ”へ到着。
★JR東海 東海道新幹線 三島~新富士にて
▼JR東海 N700系??編成 のぞみ53?
富士山を後ろに、新幹線を撮れるところですが・・・ 今日も曇り。前回は、300系の臨時運行の日に行きましたが、その日も曇りでした。20分くらい滞在して、富士山に向かいました。
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・ 移 動 中 ~ ~ ~
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今回は、星空を見に行ったのは、富士山・五合目の須走口。そこへは「東富士五湖道路」の須走インター脇にある登山口から上っていきます。家の車、3ナンバーの割りにはなかなかの急な山。20km/hしか出ない坂道もありました。(やっぱりエンジンが弱ってきているのかな。ATなのに、坂道発進でエンストするわ、アクセルは一定で踏んでいるのに、平地でいきなりキックダウンするわで・・・)
須走口につくと、GPSの標高は1980mと表示していました。車の車外温度は9℃。ダウンジャケットを持っていて正解でした。さぁ、空を見上げると・・・
曇り。
さっき見た富士山が曇っているなら、ここでも曇っていますね。
1時間くらい居ましたが、ここは街頭がまったく無く、明かりといえば近くに居た10mくらいのアンテナを伸ばした車からもれてくる車内灯くらいでした。軽く撮影したものがこちら。
▼北斗七星? SS:120s f:4.5
▼山中湖を望む。打ち上げ花火の様子です。SS:2.5s f:5.6
寒かったので、1時間程度滞在して下山することにしました。ここは父親が運転していましたが、私は免許を2月に取ったばかりで山道を運転したことが無く、運転してみたいと思い、下山途中で私と交代しました。が、ここでハプニング。
ボンネットから、白煙・・・!?
信じがたいことでしたが、エンジンの冷却水の温度を確認。しかし、温度はいつも通りでエンジンには異常が認められませんでした。この煙の臭いを嗅ぐと、似ていたのが「電車のブレーキ臭」。電車の場合、回生ブレーキなどの電気ブレーキが効かなくなると、空気ブレーキという、ディスクブレーキだけで停まろうとします。このときに臭うものと同じものが、車から臭いました。まさかと思い、タイヤを見ると、ホイールカバーから煙が。どうやら、エンジンブレーキ不足で、フェード現象になりかけだったみたいです。
※フェード現象:ブレーキの摩擦材が熱くなりすぎて、ブレーキが効きにくくなる状態のことです。
ここからはなるべくエンジンブレーキに頼り、下山。下山先の道の駅でタイヤの周りのにおいを嗅ぐと、まだあの臭いがしました。
20分くらいすると臭いは消え、運転を再開しました。本当に怖かったです。しかし、あの時車から降りていなかったら・・・ 気づかなかったことでしょう。
あとは帰るだけ! 東名は渋滞しているということで、とりあえず国道246号を東京に向けて走ることに。山北、鶴巻温泉、愛甲石田と御殿場線や小田急線の沿線を走ること1時間、東名の渋滞が解消された厚木から東名に乗り、家に帰りました。
結局は“晴れ”を期待した今回の旅行。富士山に行く前日まで晴れの天気予報だったものの、山の天気は変わりやすく、狙っていけるのはやはり冬かもしれません。
次回こそは、新幹線も星空も晴れることを祈り、今日の日記を終わらせていただきます。
bicycle tetsuMan