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2013年1月15日火曜日

2013.1.14 Mon

小田原・箱根!!&超絶大渋滞

~14時間に渡る大渋滞がメイン!?~


 今日は成人の日で月曜日が祝日。前日の天気予報では小田原が雪で東京方面は雨だったので、「雪の中で電車を撮れるところに行くか~」と思い、クルマで小田原へ行くことに決定!! この後、誰も普通じゃない大渋滞にハマるなんて予想だにしていませんでしたが・・・!


 家を出るとすぐに雪が降ってきました。まさか、東京では振らないと思っていたので、わざわざ小田原まで行く必要がなくなってしまいましたが、気分のリフレッシュがてら、東名高速へ。

 東名を走っていると、ボタン雪が降ってきました。しばらくすると雪の大きさは収まるものの、積雪量が多くなってきました。

~横浜町田IC手前にて~
 東名でこんなに雪が積もっているのを見るのは初めてです。チェーン規制はありませんでしたが、積雪のあった中井あたりまでは制限50km/hでした。

 大井松田ICを降り、下から小田原へ。この辺りは雨で、積雪もなく雪は降っていませんでした。小田原も降っておらず、暇つぶしに箱根へ。この選択が、後に大きく響くのです・・・

 山を登って行くと、箱根から降りてくるクルマが多く見られました。三連休の最終日に思わぬ雪が降って、帰りを急いでいるのでしょうか。この山下りの渋滞はすぐに消えると思い、グングン進んでいきました。

~途中の踏切より~
 箱根登山鉄道の線路です。こんなに積もっていちゃ、天下の剣に挑む登山電車も空転してしまいそうですね(走っていましたが)。たしか、小涌谷駅付近だったと思います。

~雪のトンネル~
 なんてのんきなことを思っていたら、積雪量がすごくなり、折り返すことに。この時点で12時半ごろ。家を出て3時間弱です。

 しかし、折り返すもあっけなく渋滞に。ひどいときは10分毎に進んで止まっての繰り返しでした。渋滞の終わりには、普通タイヤのクルマがゆっくり走っていました。スリップして下山に困っているそうで・・・(私たちはスタッドレスタイヤです)


 ・・・結局、小田原に戻ってきたのは午後4時。またもや雨です・・・ 雨なのでもう暗く、撮影には不適でした(泣)

JR東海 東海道新幹線 小田原にて
 当時、東海道新幹線は新横浜~小田原間が大雪で速度を抑えての運転でした。それに加え、小田原駅では通過列車も含めて下り列車をすべて停車させ、床下などの安全の確認をしていました。
 「通過列車にご注意ください」という表示は、のぞみ号がホーム側の線路に入るためのもの。2、30秒の停車でしたが、通過表示となっています。上り列車は減速して通過線を通過しながらも、ご注意くださいという表示はないことから、やはりホームに入ってくるためのものと思われます。小田原駅でこの表示は珍しいですね!

 ▼JR西日本 700-3000系 のぞみ183? 博多行 
 のぞみ号も小田原に停車する異例の事態。車両の屋根には雪が乗っかってます。
 ▼JR東海 700-0系 C5編成 ひかり526? 東京行
 80km/hくらいに減速しながらの通過。列車間隔がつまっているものもあり、東京行のこだまが小田原駅を出ながら、同じく東京行の通過列車が入ってくることも。ちなみにC5編成なので、廃車が近そうですね。

 ▼JR東海 N700-0系 Z??編成 のぞみ237? 新大阪行
 せっかくの小田原駅の撮影ポイントも、すべてホーム側の線路に入ってしまいます。さきほどの渋滞が長引いたせいで、もう撮影なんてどうでもいい・・・という感覚に。←寒いこともありますし

 ▼JR西日本 700-3000系 B12編成 こだま660 東京行
 雪が降っていればよかったのに・・・ 線路にも積もっていません。やはり、「小田原だけ」雨だったようです。くやしぃぃー

 40分ほどの滞在で終了。東名高速は大丈夫でしたが、ほかの関東の高速が雪で通行止めだったので、そうなる前にと帰路へ向かいました。


 ―小田原駅を出たのが18時。この時刻があとで重要となってきます・・・(汗)


第一章 長距離渋滞のはじまり(笑)

 先ほどの道をたどり、東名の大井松田ICへ。この時点で小田原を出てから30分くらい過ぎていました。高速入口の電光表示板を見ても、通行止めはなさそう。海老名付近で10キロ程度の渋滞だったので、さほど時間がかからないと思っていました。

 高速を走って10分ほど。普段なら残り30分弱で東京ICに着きますが、ここで渋滞に巻き込まれました。20時に帰宅する予定が、どんどん延びていきます・・・

 弟が親と連絡を取っていましたが、「10キロの渋滞なら家に帰るのは22時にもならない」と伝えていましたが、相当甘かったようです。

 渋滞といっても、今回はかなり密な渋滞。10分に1度、数百メートル動く程度。停まっている時間のほうが長いんです。

 前のほうで黄色い点滅が光っているな~と思って30分後、やっと除雪車だと分かるくらいの遅さです。
 作業していませんでしたが、「作業中」と書いてあります。

 そんなスピードがずっと続き、空腹になったので海老名SAに寄ることに。SAの駐車場までずっと渋滞です。

 サービスエリアでこの先の道路状況を見ると、「チェーン規制」と書かれていました。ウチのクルマはスタッドレスを履いているので、大丈夫だと思いそのまま東名を利用することに。なにより、海老名から渋滞していないんだ!!と思い、明るい気持ちで腹ごしらえ&トイレ休憩。東名と接続する首都高が通行止めだったので、東京ICで少し混むかな~と予測し、飲み物は1本だけ買い足しました(車内にまだ少しあったので)。しかし、思い込みもいいこと。ここからが最悪な展開なのです。←事故とかじゃないですよ

第二章 終わりの始まり(笑)

 燃料のメーターは半分より少し上を差しており、ガス欠の心配はナシ! 駐車場を出た瞬間、クルマがつっかえていました。前の前いるクルマが駐車していて停まっているのかと思うと、そうではない様子。実は、本線に出るのにここからすでに渋滞していたのです。
 サービスエリアの端の方に来るまで約30分。なんてこったという、たまげるしかないくらいの混み具合。本線が渋滞しているので、SAからクルマがスムーズに出られないという状況でした。

 なんやかんやで、海老名SAを出たのが深夜0時。駐車場を出てから1時間が経過していました。歩いたら何往復できんのよ!?っていうくらいの遅さ。これでも、SA内ではショートカットしたんですよ。

 その後もずぅぅぅーーっと渋滞。同じような具合で進みません。しかし、大和トンネルを抜けると空いてきたのです!
 おぉー空いた空いた!!といいながら、グングン進んでいきます。横浜町田くらいでしょうか、渋滞ということばを知らないくらい、空いていました(路面凍結しているため、制限50km/hでしたが)。

 順調に進むこと東京料金所まで来ました。あと7キロ弱で出口! 未明2時には帰れるかというくらいでした。また、渋滞にはまるのです(涙)

 海老名での道路情報はなんだったのか!という思いでしたが、あの表示器は1つの区間では1つの情報しか出せないみたいなんです。だから「チェーン規制」を優先して「渋滞情報」は出ていなかったのです。ラジオを聞くと、チェーン規制のことだけ。たった今、渋滞しているのに反映されていないのです。


第三章 東名低速道路

 ただ呆れるしかない渋滞。今度は20分に1度、100メートル動くような渋滞。こういう渋滞のために、何か渋滞以上の新しいことばが欲しいですね。遅さに例えて「亀渋滞」みたいな(笑) 下り線も同じ「チェーン規制」なのに、ビュンビュン走っているという格差。これでも上下線同じ道路状況を示していると考えられません。

 東京インターまでの所要時間です。
 もはや所要時間シークレット状態の「調整中」。接続する首都高は通行止めなので、霞が関までの情報はありません。右脚が痛くなり、一刻も早く家に帰りたい状況。ちなみに弟はたまたま学校が休み、私は午後からの授業でした。このとき午前1時をまわっていましたが、登校に響かなさそうでよかったです。

 見ていると心底腹が立つ渋滞。
 S字カーブの先まで渋滞渋滞渋滞・・・ これはちょうど、東京都と神奈川県の県境にあたる多摩川の橋あたりを撮っています。この時点で、残り4キロほど。


 ・・・読者の方も飽きたと思うので、ワープ!

 午前6時をまわりました。さて、どこにいるかと・・・そこは!
 東名(泣) 残り1.2キロです。3時間半でようやくここへ。平均速度に換算すると、時速0.8キロです(涙) 自動車なのに・・・余計に悲しくなります。誰と歩けば時速0.8キロなんて出せるのでしょうか・・・
 ラジオ「FMヨコハマ」の朝のニュースが始まり、聞いているとどこも積雪や路面凍結で大変な様子。東名高速のことは放送されなかったので、AM1620kHzの道路交通情報センターを聞いてみると、「東京インターを先頭に、激しく渋滞しています。手前のインターで降りてください」と放送していました。この時点で、とても怒りを感じました。どうしてもっと早くそれを流してくれないのか― ラジオはこまめに聞いていました。東名川崎で降りたほうが早いならばそうしたのに、もっと早く言ってくれればなぁ、というカンジ。面倒ですねぇ・・・

 ちなみに、道路を進んでいくと周りが動いているのに、車線に関わらず停まっているクルマが所々いて、みんな抜かすんです。ガス欠なのかと思えば、運転してる人を見ると居眠りしているんですね。「そうか!寝ているから抜かすんだ!」というシュールな光景。みなさんも一度、見てみたいと思いませんか!?笑

 30分後、夜明けです。
 私はこのインターで降りますが、一番左の車線(出口用)に並んでいては、まったく進まないことがわかり、首都高用の車線に来たのです。もちろん、車線変更禁止の区間までには一番左に戻りましたけどね。

 夜明けになると、自分でも笑えてきます。都民が小田原から帰るのに、どうしてこんなにかかるのだと。まわりのクルマを見渡すと、昨日中に帰らなければならないような人たちもいらっしゃいました。観光バスで静岡方面へ出かけていた人に、ワゴン車に乗ったダイビングに参加した人の送り迎えの車、小さなお子さんを乗せた車、まだまだ帰路が長いと思われる東京以北の県外ナンバー・・・
 日が越えたこの日は普通の平日。みなさんお仕事があるはずなのに、こんな下らない渋滞に巻き込まれ、翌日の朝にも間に合わない。ましてや連絡を取るのにケータイのバッテリーは残っているのか。心配になってきますね(私たちは車内で充電したので大丈夫でした)。

 そんな心配をしていると、路肩を歩く人々が。先ほどから路肩には伸びをしたり、男性だけですが用を足されるかたが目立ちましたが、除雪された雪が多く残る路肩を、すたこらさっさと歩いて東京インターに向かう姿が見られました。私たちの隣にいた観光バスの乗客は、運転手に頼み込んで、バスから降りていく姿もありました。

 こんな緊急事態は、あまりない体験ですよね。

 FMヨコハマが眠気覚ましに効果的で、話の尽きた兄弟の会話よりも親近感がわきます。さて1時間後、ようやく首都高とインターに分かれるところまで来ました。午前、7時半のことです。

 パトカーの前にトラックが首都高の車線をまたがって停まっていて、クルマは首都高へ入れないようになっていました。首都高のほうを覗いてみると、トラックがちらほら。どうして停まっているかは分かりませんが、先ほどのトラックは通行止めのパイロンを置く代わりのものとして、重宝されているみたいですね(たぶん、通行止めにするパイロン自体も届かない状況なんだと思います)。


 ここからは坂道を下り、環八の交差点に一直線! すると、環八を右折する車線だけ空いていて、逆に左折側は東名の本線まで並んでいます。どうやら左折して環八を北上し、首都高で行けないところまで行く方たちなんでしょう。私たちは最後の渋滞から6時間ぶりに脱出。

 環八に出ると、思ったよりも雪が多いことに驚き。本当に路面が凍っていて、ぎこちない走りになってしまいました。
 急いで近くのコンビニに行き、トイレ&飲み物の補給をしました。

 コンビニの駐車場↓↓
 雪と氷がすごいです! こんなゴツゴツした駐車場、初めてですよ。
 東名に乗って、13時間。普段の20倍近くかかりました。この縛りから開放された、コンビニの駐車場に入れたとき、ものすごい怒りがこみ上げてきました(笑)

 8時間半も同じ姿勢でいたせいで、カラダはボロボロ・・・ クルマを駐車場に入れるだけなのに、泣きそうでした。


最終章 最後の試練(凍りついた道路)

 環八を走っていると、「わだち」が凍結しているのです。つまり、他の車線にまたがって走らなければいけない・・・ そんな状況でした。チェーンをしていればそんなことないと思うのですが、ウチのスタッドレスタイヤはもう古いせいか雪道でしか効果を発揮してくれず、アイスバーンでは役立たず。氷の上を走ろうとしてハンドルを右に切るも、クルマは左へ跳ね返されてしまいます。

 そしてまた渋滞。今度は坂道を登れなくなったトラックが原因でした。先ほどの渋滞とは大違い(笑) 5分で抜けられるなんて、どんなに幸せな渋滞なんだろうと思うくらいでした。

 路線バスもチェーンをしていました。
 トラックが立ち往生するのでは、バスも同じですね。見てきたすべてのバスがジャリジャリ音を立てながら走ってきました。


 そして!! ついにようやく、8時半に無事に帰宅することができました!!箱根の渋滞がなければ午後5時に帰宅する予定でしたが、何時間遅れになったのかは考えないでおくようにします。 
それにしても、よろこびでいっぱいです!笑

 弟は車中、3時間ほど寝ていたそうですが、私は徹夜だったのですぐに風呂に入り寝床へ。1時間ほど仮眠を取りまして、学校へ向かいました~


 今回は思わぬ渋滞にはまり、大変な目に遭いました。道路の渋滞表示について、チェーン規制以外の情報も出してほしいです。そこのところ、どうにかできないんですかねぇ・・・

 ちなみに、小田原駅から自宅まで、平均時速だと5キロほど。よっぽど、駅伝のほうが早いことになります。東名高速の部分だけですと、(時速)4.4km/h。大井松田から東京までの67kmは、徒歩でも同じくらいですね。

 追記:この日の朝10時頃の時点で、東名高速は東京インターを先頭に60キロの渋滞であったそう。両親には途中の海老名SAで寝て渋滞解消を待ったほうがいいと言われましたが、やはり進み続けてよかったみたいです。

 長文で失礼しました!
bicycle tetsuMan

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